■塾長紹介
経歴
松原 明
武蔵高校卒
東京外語大卒
早稲田大学院博士課程修了
慶應大学非常勤講師
横浜国大非常勤講師
外務省研修所非常勤講師
1992年にクロノスアカデミーを創設。
94年に法人化。
『ロシア・アヴァンギャルド』全集(国書刊行会)の監修・翻訳や『現代思想』『近代文学』などで英語、ロシア語の翻訳に携わる
専門はロシア文学だが、大学院の入試で英語が院全体で一番だったので英文科から指導教授移籍のスカウト話があったというエピソードがある。
ロシア語は文字も文法も英語とは全く異なり、一般に難しい言語といわれているが(例えば、格変化が6通りあり、男性・女性・中性・複数の区別があるので、形容詞は24通りの活用変化がある)、一方で、膠着言語(文型パターンが固定していない)という点では日本語との共通性がある。ソシュールの構造主義の観点から英語・日本語・ロシア語の構造比較をしてロシア語や英語の教授法に活かすことに関心を持つようになる。
ロシア語指導では、少人数制でかつ学生の目的意識の高い外務省研修所や慶応大の語学・視聴覚教室(第二外国語授業に飽き足らない学生のための自由選択授業)、ロシア文学専門学校などでは1年で文法を身につけさせて辞書を使えば小説も読めるレベルに育成するなどの成果を生みだした。
そうして培った方法論を英語指導にも適用し、単位のために消極的な姿勢で授業を受ける大学生と違って目的意識が高く吸収意欲のある受験生を対象に、少人数で大学院レベルの語学力を育成する理想的な語学教育を実践できる場として、クロノスを創設するにいたる。